みなさんこんにちは。便利屋さん集客チャンネルのおとさんです。
便利屋のチラシは、開業したての時期こそ配ったほうがいい集客です。作り方で大事なのは、その季節の困りごとと電話番号をはっきり載せること。配り方は、ポストに入れて回るよりインターホンを押して手渡しする「チラシを使った営業」が向いています。
「ありがとう、あべさん」は、2022年に新潟市で立ち上がった便利屋です。代表のあべさんを、私は立ち上げから裏方で支えてきました。そのあべさんは、動画で話している通り、3年で約2,000枚のチラシを配ってきました。1回目はインターホン越しで終わった家が、2回目に玄関まで出てきて、その場で依頼になったこともあります。
この記事では、チラシに書くこと・配り方・配る場所・同じ家に何回配るか・何枚配るかを、あべさんの現場の話でお答えします。
便利屋のチラシは配るべき?|開業したてこそ、すぐ動ける集客
配るべきです。道具も実績もない時期に、今日から足で動ける集客はチラシしかありません。
SNSは始めてすぐ何千回も見られるものではありませんし、ホームページも作ってすぐ地域で一番に出るわけではありません。チラシなら、白黒で1枚5円ほど。手元に何もない人でも始められます。
私はこれまで相談に乗ってきた便利屋さん全員に、ポスティングはやったほうがいいと言っています。あべさんが挙げた理由と、私が挙げた理由を合わせると、こうなります。
- すぐ始められて、早く反応がもらえる
- 地域を絞れる:近いほど、時間も交通費もかからない
- SNSを見ていない人に届く:連絡手段が電話だけの人がいる
- お宅の様子が見える:高い木、腰まで伸びた草は、困っているサイン
- 気持ちが安定する:依頼がなくても、動いている実感がある
SNSも何もできず、固定電話しかないお客さんから「チラシで来てくれてよかった」と言われました。足が悪くて家から出られない方とお話しでき、そのまま依頼になったこともあります。
チラシをやっていなかったら、出会えていないお客さんです。
便利屋のチラシに書くこと|困りごとは季節で変わる
載せる仕事を全部並べるより、今の季節に困っていることを前に出します。そして、電話番号は必ず大きく。
お客さんの困りごとは季節で変わります。秋は道路にたまる落ち葉の掃除、夏は草刈り、冬は雪かき。6月に配って響かなかった家でも、季節が変われば頼みたいことが出てきます。
電話番号を大きく載せるのは、草刈りの現場の写真をお願いしても「写真は撮れない」、LINEもメールもしていない、というお客さんが実際にいるからです。テンプレートを探す前に、次の順で中身を決めてください。
- 今の季節の困りごと落ち葉・草刈り・雪かきなど、その時期に頼まれる仕事を一番上に
- 誰がやっているか名前と顔。インターホンで渡す時の自己紹介にもなります
- 電話番号電話しか手段がない人にも届くように、大きく
- QRコード行き先はホームページの問い合わせや、自分のYouTube
チラシを見たお客さんが、QRコードからホームページの問い合わせフォームを開いて連絡をくれています。チラシのQRコードから動画を見て、「YouTube見ました」と言ってくれるお客さんもいます。
手書きか印刷かで迷う人もいますが、私は動画で「手書きでもいいから、まず知ってもらうこと」と話しています。作り込むより、配り始めるほうが先です。
便利屋のチラシの配り方|ポスティングではなく、インターホンで手渡す
端から投函していくポスティングより、声をかけてチラシを見てもらう営業のほうが、便利屋には合っています。
あべさんのやり方はこうです。
- インターホンを押す自己紹介をして、こういうことをやっていますとお伝えする
- 「困っていることはありませんか」と聞くお話しできれば、チラシを見ていただく
- いなければ置いてくる留守のお宅には、チラシだけポストへ
- いらないと言われたら引くそれは「いらない」という答え。粘らない
何も持たずに「お願いします」と訪ねるのは、自信が出にくいものです。チラシがあると、自己紹介のきっかけになります。
声をかけて回るので、1日に回れるのは数時間で多くて40〜50件。投函だけの人より少ない件数ですが、玄関先で話ができ、お庭の様子も見られます。
便利屋のチラシはどこに配る?|自宅の周り、歩いて回れる範囲から
最初は自宅の周りから。近いほど、すぐ行けて、時間も交通費もかかりません。
ネットの集客は、県全体に届くこともあります。ありがたいことですが、新潟のように広い県だと、車で1時間、2時間かかる場所からの依頼も来ます。チラシなら、自分で回る範囲を決められます。
最初に配ったのは、自宅の周りの歩いて回れるところでした。引っ越しの依頼が、歩いて行ける距離だったこともあります。
お隣の木が伸びているのを見て声をかけたこともありました。依頼にはなりませんでした。
それでも、近所に便利屋がいると知ってもらえるだけで意味があります。最近はご近所で挨拶をする機会も減っています。
近所で知ってもらう手段は、チラシのほかにGoogleマップがあります。地域で検索した時に最初に出てくるのはマップなので、Googleマップも合わせて整えておくと、チラシと両方から見つけてもらえます。
同じ家にチラシを何回配っていい?|2回目で玄関まで出てきて依頼になった
同じ場所には、繰り返し配ったほうがいい。ただし、はっきり断られたお宅には行きません。
2回目、3回目に行くと「また来てくれたんだ」と覚えてもらえて、「また困った時はお願いしますね」と声をかけてもらえることもあります。覚えるのは配る側も同じで、この家はこれで困っていた、この家は断られた、と記憶しておけます。
実例1:1回目はインターホン越しで終わった家。2回目は玄関まで出てきてくださり、一緒に畑を見て「ここが困っていて」と話が進み、すぐに依頼になりました。
実例2:1回目に配ったあと電話の問い合わせが来て、その時は依頼にならなかった家。覚えていたので2回目に声をかけると、「今回はこれをお願い」と依頼になりました。
実例1で反応が変わった理由は、あべさん自身にも分かりません。1回目は夕方で忙しかったのかもしれません。夕方5時半ごろは夕飯の支度や送り迎えの途中のこともあります。
季節と時間帯をずらして、同じ場所をもう一度回る。1回反応がなかったからといって、そのエリアを諦める必要はありません。
便利屋はチラシを何枚配る?|3年で約2,000枚、今は月1〜2回
大事なのは枚数より、開業したての、ほかに打てる手がない時期に集中して配ることです。
- 3年で約2,000枚
- 1日に多くて40〜50件
- 今は月1〜2回
あべさんが動画で話している枚数は、3年で約2,000枚。そのほとんどは開業して間もない時期に集中しています。動画の中でも「ちょっと少なめ」と話しています。
配る量が減った理由は2つ。依頼の後に配りに行く体力が残らなかったことと、広告・ホームページ・SNS・リピーターのお客さんといったほかの集客が回り始めて、配る時間がなくなったことです。今は月に1〜2回ほどです。
私が一緒に見ていた別の便利屋さんは、チラシで出会った個人のお客さんがたまたま会社の社長で、そこから定期的に仕事をもらうようになりました。1枚の先に、どんな仕事がつながるかは配ってみないと分かりません。
ここは専門の仕事|チラシは集客の順番の中で効く
チラシは自分の足でできます。けれど、チラシを見た人が最後にたどり着く場所を整えるのは、別の仕事です。
チラシを見たお客さんは、すぐに電話をくれるとは限りません。QRコードからホームページを開いたり、SNSを見たりして、ほかの便利屋さんと比べてから連絡をくれます。その受け皿が無いままでは、せっかく配ったチラシの反応を取りこぼします。
- ホームページ:チラシを見た人の、最後の着地点
- Googleマップ:名前で探された時に、口コミで信用してもらう場所
- 集客方法の4つの役割分担:チラシ・SNS・マップ・ホームページを、どの順で組むか
何から手を付けるかの順番を間違えると、チラシも広告も空回りします。開業の段取りから考えたい方は便利屋を開業するにはも読んでみてください。
どこに、何枚、どんな中身で配り、その先をどう受けるか。あなたの地域に合わせて組み立てたい方は、こちらからご相談ください。
動画で見る
この記事の内容は、以下の動画でも話しています。
